【葬儀場の仕事】納棺師・湯灌師とは

納棺とは、読んで字のごとく、遺体を棺に納めることを言います。

一方、湯灌(ゆかん)とは、遺体を入浴させて、洗い清めることを言います。

納棺師・湯灌師とは、これらの作業を担当する者を指しますが、これはあくまで狭義の意味です。

実際は、納棺と湯灌は表裏一体で、一般的には湯灌を行って、初めて納棺することができます。

そのため、湯灌と納棺は作業的には同一のものとして扱われることが多いので、納棺師が湯灌も担当する、あるいは湯灌師が納棺も担当するのが一般的です。(納棺師≒湯灌師)

また、湯灌には身体を洗い清めるだけではなく、化粧や髭剃りなども含まれます。

これら一連の作業をひっくるめて納棺と一括りにいうこともありますが、葬儀業界に身を置くなら、なるべくその細かな違いはチェックしておきましょう。