改名理由の例文集(同姓同名の場合)

特定の人物と同姓同名であるために、社会的に不利益を被っている場合、家庭裁判所に改名(名前の変更)許可を申し立てることができます。この場合、いろいろなケースが考えられますが、歴史的な犯罪者や世間を著しく騒がせた人物と同じ名前によって、悪影響を被るケースが多いかと思います。個人レベルでの「風評被害」とも言えるでしょう。

ここでは、同姓同名によって悩まされている人のために、家庭裁判所に提出する「名の変更許可申立書」の「申立ての理由」の書き方を例文形式で紹介しています。例文を参考に、同姓同名である者が、いったいどのような人物で、自分自身がどのような悪影響を受けているかを、なるべく具体的に記載しましょう。

例文2

私の氏名は〇〇 〇〇です。20xx年に同姓同名他者である「〇〇 〇〇」が殺人事件を起こしたため、氏名をインターネットで検索するとまず真っ先にその人が挙がります。不幸なことに、私と件の「〇〇 〇〇」は年齢も近いうえ、住んでいた場所も近かったため、しばしば友人からは「お前、殺人事件を犯したのか?」というような連絡が多数きました。もちろん、私とは別人なので完全に否定はしていますが、その友人と同じように私がその犯人だと思い込んでしまう人は決して少なくないと思います。実際、会社で急に冷遇されたこともあり、理由を聞いても、ずっとはぐらかされてしまいました。幸い、親交の深い友人とも言える同僚がいたため、殺人事件の犯人だと誤解されていることがわかりましたが、いつもそのように解決できるとは限りません。その時の経験からすれば、完全に出世コースから外されて、昇給や昇進するチャンスを奪われていましたし、それがきっかけで縁談も破談しています。今後の仕事や交友、縁談のためにも、悪影響を受ける現状の名前である〇〇を△△に変更したいと思います。

ケース別 改名理由の例文

1. 奇妙な名である。

2. 難しくて正確に読まれない。

3. 同姓同名者がいて不便である。

4. 異性とまぎらわしい。

5. 外国人とまぎらわしい。

6. 〇年〇月に神官・僧侶となった(または辞めた)

7. 通称として永年使用した。

8. その他