改名理由の例文集(難読の場合)

名前の読み方が難しく、社会的に不利益を被っているような場合には、家庭裁判所に改名(名の変更)を申し立てることができます。いわゆるキラキラネームやDQNネームなどでは、名前自体が「奇妙な名」として、改名を申し立てることが可能ですが、読み方が難しいことにフォーカスして、つまり「難しくて正確に読まれない」ケースとして、改名を申し立てることもできます。もちろん、いわゆるキラキラネームやDQNネームではないけど、実際に正しく読まれることなく、度々不利益を被っている場合も、改名を申し立てることができます。

提出書類である「名の変更許可申立書」には、具体的にどのような不利益を被ってきたか、なぜ改名(名の変更)を迫られるまでになったのか、なるべく具体的に記述しましょう。

例文1

私の名前は〇〇です。正しい読み方は△△ですが、漢字だけで正しく読まれることはまずなく、ほとんどの人は□□または□□と読み間違えます。そのため、仕事上の電子メールなどでは、かならず読み仮名を振っておきますが、それでも先入観が働くのか、□□または□□と読み間違われてしまいます。そのため、特に生活上、交わすことのある諸々の契約でもしばしば読み方を間違えて登録されてしまい、契約締結のやり直しを何度も経験しており、大切なことがスムーズに処理できないことが多々あります。また、読み方を誤って登録されてしまったため、書類上に瑕疵があることから、正当な契約効力が発効されないのではないかと、常に心配を拭うことができません。これまで、名前の読みによって著しく不利益を被ってきました。そのたた、円滑な社会生活を営むため、名前の読み方につき、今後は今の読み方である△△から、今最も読み間違えられている□□に変更したいと思います。

ケース別 改名理由の例文

1. 奇妙な名である。

2. 難しくて正確に読まれない。

3. 同姓同名者がいて不便である。

4. 異性とまぎらわしい。

5. 外国人とまぎらわしい。

6. 〇年〇月に神官・僧侶となった(または辞めた)

7. 通称として永年使用した。

8. その他